イーロン・マスク氏の買収以後、低調のTwitter社ですが、その評価額はなんと-47%に。
しかし、飛ぶ鳥を落とす勢いの投資運用会社「アーク・インベスト」を率いる著名投資家、キャシー・ウッドは非常に強気です。
なぜ彼女はこれほど強気なのでしょうか?
アメリカのニュース記事を翻訳してお届けします。
※時間が無い人は目次から「まとめ」に飛べば3分で読めます。
- 苦戦のTwitter社、評価額は-47%に
- 強気のキャシー・ウッド氏「Twitter株をもっと買いたい」
- Twitterとスレッズの戦い、ウッド氏の見通しは?
- Twitter社とキャシー・ウッドの苦戦は続く?
- まとめ
苦戦のTwitter社、評価額は-47%に
イーロン・マスクがツイッターを買収して以来、アーク・インベストはツイッターの評価を47%引き下げたが、アーク・インベストCEOのキャシー・ウッドはまだ強気だ。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が月曜日に報じたところによると。マスク氏が昨年末にツイッターを440億ドルで購入したことを考えると、アークの試算に基づくと、この値下げによって同社の現在の評価額は約230億ドルとなる。
キャシー・ウッドは次のように語る。
「我々は公正な評価を非常に重視しており、絶対に(Twitter社の)評価損を計上しなければならなかった。評価損は、当社の基本的な見通しや、長期的な投資収益に対する信念を代表するものではありません。」
強気のキャシー・ウッド氏「Twitter株をもっと買いたい」
アーク・インベストのベンチャー・ファンドは、投資信託の形ですべての投資家に開かれており、四半期ごとの償還によって流動性が制限されている。
ウッド氏は、ツイッターの株をもっと買いたいが誰も売りたがらないので難しい、と語った。
「本当はこの価格水準でもっと在庫を確保したいのだが、誰も手放したがらない」
評価額の急落に関しては、マスク氏自身が「昨年末に就任して以来、ソーシャルメディア企業の広告収入が50%減少している」とツイートしていることを考えれば、さほど驚くことではない。
「広告収入が50%減少し、さらに負債が大きいため、キャッシュフローはまだマイナスです」とマスクはツイッターで語った。
Twitterとスレッズの戦い、ウッド氏の見通しは?
その上Twitterは、Meta社によるスレッズの立ち上げに対処しなければならなかった。
スレッズは実質的にツイッターのクローンであり、同プラットフォームが立ち上げから1週間で1億以上のアカウントに膨れ上がったために、最も深刻な競争相手となった。
しかしウッドは、スレッズと、それがTwitterに与えうる影響については、さほど心配していない。
「両者は共存できると考えています。スレッズは競争の火付け役となり、ツイッターにとって良い結果をもたらすと思います。また長期的には、イーロンと彼のチームはTwitterをあらゆるアプリにするつもりだと真剣に考えている」とウッドは語った。
1つのアプリがソーシャルメディアから決済、乗り物の呼び出しまですべてを処理する、新興市場で成功している同様のアプリのアイデアを示唆している。
しかし今のところ、マスクが最近、Botを取り締まるためにツイートの閲覧数制限を実施したため、その構想は遠のいたようだ。
Twitter社とキャシー・ウッドの苦戦は続く?
ツイッターへの出資比率を引き下げた投資会社はアークだけではない。
フィデリティ社は、マスク氏がツイッターを買収して以来、同社の推定評価額を何度も引き下げており、最近では5月にわずか150億ドルまで引き下げた。
ウッドの見解は、彼女のファンドの最近のアンダーパフォーマンスというレンズを通して見る必要がある。
同社の旗艦ファンドであるアーク・インベストETFは、2021年2月に記録した過去最高値から69%低い水準にある。
同ファンドは、人工知能をめぐる投資家の興奮を主な要因として株価が200%上昇する直前に、エヌビディアのポジションの大部分を売却した。
2014年にアークの旗艦ファンドがローンチされて以来、ナスダック100の上昇率が278%であったのに対し、同ファンドの上昇率は144%と、ナスダック100を大きく下回っている。
まとめ
この記事のまとめ
・アーク・インベストは、イーロン・マスクに買収されて以来、ツイッターの評価額を47%引き下げたと ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
・マスクは最近、ツイッターの広告収入が、彼が会社を引き継いでから半分になったとツイートしていた。
・急な評価損にもかかわらず、アークのCEOであるキャシー・ウッドはまだ強気だという。
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